「アライクリニック版　知ってて得する豆知識」Ｎｏ.5

陥入爪（かんにゅうそう）について

１． 陥入爪とは

爪の変形が強く、爪の縁に爪が深く喰い込み、炎症や痛みなどが起こることを いいます。

２． 原因

巻き爪、爪切りの失敗、合わない靴による爪の圧迫などが一番の原因として 考えられます。また、子供にも見られ、家族的に発生する傾向もあります。

＊　次のことがあると陥入爪が疑われます。 ・ 爪の縁に爪が喰い込んでいて赤い、腫れている、痛みがある。 ・ 爪の縁から肉が盛り上がってきている。 ・ 爪が変形したり、厚くなっている。

３． 注意点

１）日常生活では、爪（特に足の爪）は角を切り込まず、まっすぐ切るようにし、 サイズの小さい靴ははかないようにしましょう。

２）陥入爪には、炎症の強いときにする治療と根治的治療の２種類があります。 発赤を伴って痛みがある場合でも、爪を取らずに消毒をしながら薬を飲んで様子をみることもあります。また、症状が重い場合は爪を切除することもあります。（爪は取っても生えてきますので心配しないで下さい。）どちらの治療を行うかは、医師と相談することをお勧めします。

３）治療を受けた場合、数日間は痛み止めと化膿止めの内服薬を使います。 治療後の数日間は、出血などしやすい時期です。立ち仕事や歩行は控えめにしましょう。濡れることにより、感染を起こしやすいので入浴時には充分注意して下さい。

2000.10