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睡眠時無呼吸症候群

睡眠時ポリグラフィ

睡眠時無呼吸症候群は眠っている間に呼吸が止まる病気です。
10秒以上の停止または浅くなることを1回と数え、一晩で30回以上の停止、または1時間に5回以上の停止は睡眠時無呼吸症候群と呼びます。
推定患者数は300万人以上ですが、気づかれていないために診断、治療を受けていない方がほとんどです。
昼間の眠気や頭重感などの症状で生活の質を低下させるのみならず、高血圧、心血管疾患などのリスクや交通事故を引き起こす原因にもなります。

睡眠時無呼吸症候群の診断のためには通常、簡易検査を行い、疑いの強い結果の場合は精密検査の『睡眠時ポリグラフィ』が必要です。
これまで入院による検査が必要でしたが、現在ではご自宅において一晩で検査が可能になりました。

当院では、現在5台の簡易検査器と1台の精密検査器を用いて検査を行っており、簡易検査器においては当日に実施可能となっております。
すでに他院で簡易検査済みで、精密検査を御希望の方は、ご足労ですが一度ご来院頂き実施日を予約させて頂きます。

睡眠時無呼吸症候群と診断された方はCPAP療法の治療を行っております。
とくに簡易検査器で呼吸停止・呼吸低下が1時間あたり40回以上の方、または、精密検査器で呼吸停止・呼吸低下が1時間あたり20回以上の方ではCPAPに保険診療が適応されます。
CPAP療法は無呼吸に対する強力な治療です。もちろん眠気やいびきにも効果を持ちます。

当日の検査の流れ

簡易検査の場合

検査器械の使用法をご説明のうえでお貸出しいたします。
御自分で就寝時に装着して二晩検査して頂きます。検査終了後に返却して頂きます。(お仕事の都合上、診療時間内の返却が困難な患者さんは、早朝・玄関右にあるポストへの返却をお願いしております。)

精密検査の場合

17時半頃、上半身のみパジャマやジャージなどのそのまま寝られる服で来院いただきます。
※下半身の服は自由です。上半身は上着を羽織ってOKです。

30分程度で機械を装着します。

※「胸のベルト」「腹のベルト」「鼻のカニューラ」「指の酸素測定器」「脳波測定器」を頭に貼ります。
ご自宅で普段通りに一晩寝ていただきます。
睡眠薬の服用や飲酒の習慣のある方は普段通りでかまいません。
翌朝に機械を返却していただきます。
返却して頂いてから約1週間後に結果が出ますので、こちらから御連絡後お越し頂く様にお願い致します。

当クリニックでは他院からの紹介での精密検査も行っております。
検査結果は速やかに郵送させて頂きますので、ご紹介をお待ちしております。

睡眠自己チェック

下記のような状況で、うとうとしたり眠り込んだりしてしまうことがどれくらいありますか?
最近の生活をふり返って感じたままにお答えください。
質問の中に、日ごろ意識しない項目があっても、そうなった場合はどうなるかを考えてお答えください。

それぞれの状況について、次の中で最も当てはまる番号を選んでください。

  • 0 = 居眠りすることはない
  • 1 = たまに居眠りしてしまう
  • 2 = ときどき居眠りしてしまう
  • 3 = 居眠りしてしまうことが多い
状況居眠りの頻度 点数
座って読書しているとき 0 1 2 3
テレビを見ているとき 0 1 2 3
公の場で座って何もしないとき(観劇や会議など) 0 1 2 3
1時間続けて車に乗せてもらっているとき 0 1 2 3
状況が許す場合で、午後に横になって休息するとき 0 1 2 3
座って人と話しているとき 0 1 2 3
アルコールを飲まずに昼食をとった後、静かに座っているとき 0 1 2 3
車を運転中、交通渋滞で2~3分停止しているとき 0 1 2 3

点数の結果

1~4点・・・おめでとうこざいます。十分な睡眠がとれています!
5~10点・・・平均的な点数です。
11点以上・・・眠気が強く、医師の診察を受けた方がよいでしょう!

睡眠時無呼吸症は完治しますか?

基本的に睡眠時無呼吸症は完治は難しいと言われておりますが、治療により緩和させることは可能です。

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